村井's 投資読書を成果につなぐ実践記録

【第80回】「『残業ゼロ』の仕事力」「なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

僕の仕事「障害者の工賃(賃金)を倍増する」ことが、5月6日の長崎新聞の社会面で報じられ、近々、読売新聞でも掲載される予定です。
多くの人に、障害者の現状を知ってもらうために、とてもいい機会になりそうです。

今後、いろんな事業を実施しますが、他の組織が関係する案件は調整が本当に難しい。。。
それでも1つずつ着実に実行していきます。

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【タイトル】
 「『残業ゼロ』の仕事力」(吉越浩一郎氏著;日本能率協会マネジメントセンター)
 「なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?」(夏川賀央氏著;ソフトバンククリエイティブ)


【本を選んだ理由】
 2冊とも「残業」がタイトルに入っています。
 19年度は、リクルート時代よりも睡眠時間が減ってしまい、「仕事のやり方を見直さなきゃな」と考えていましたが、いろんなビジネスマンの話を聞けば、仕事ができる人は仕事のやり方を工夫しています。

 元トリンプ社長の吉越さんの本は、残業削減の取り組み以上に、組織論に関することが非常に読み応えがありました。
 また、夏川さんの本を立ち読みしたときに「仕事ができる人は、悪口を言うのか?」など刺激的な内容(僕も結構、悪口を言う(^^;))で、真実をついている雰囲気があったので、買いました。


【本の内容と、読んでわかったこと】
「『残業ゼロ』の仕事力」
・ワークライフバランスは、会社で働く8時間とそれ以外の時間を、ともにどうやって充実させるか?(過労死をなくす、ということではない)
・業務時間内に仕事が終わらないのは、原因が必ずどこかにある
 →残業によって、問題を顕在化し、改善する絶好の機会が奪われる
・「ノー残業デー」を定着させるために、違反があった部署に反省会を義務付け、誰が聞いても納得する残業の原因の究明と再発防止策が見つかるまで追求の手を緩めない
 →「こんな思いをするくらいなら残業はしないほうがマシ」という気持ちにして、残業を無くす
・事前に申請して認められた残業でも、その人の所属部のボーナス原資が2万円減額
 →自分の残業で他人まで被害を受けるから、効果大
にぎやかで活気あふれるオフィスは、誰も仕事に集中していない状態
 →理想は、社員の仕事を個人単位にし、個室を用意
 →現実的には「がんばるタイム」のように自分の仕事に集中する時間を作る
 →本当に集中すれば「集中しすぎて2時間もたない」
残業があるかどうかは、仕事の内容ではなく組織の風土による
 →ドイツでも香港でも仕事は決められた就業時間のなかで完結すべきという考え
 →最大の敵は「残業は正しいこと」という社員1人ひとりに刷り込まれた固定観念
 →社員が残業はなくすべきという私の考え方を受け入れるか、それとも私が残業はいいことなんだという、社員の強固な思い込みの前に白旗を揚げるのか、根気比べ
・大切なことは毎日仕事を終えた後の3時間あまりを「自分の人生のために投資する」
・どんなに親しい人が相手でも、2次会には行かない

・問題は、複数の小さな問題の集合
 →ロジックを積み上げてやるべきことを決め、1つひとつ確実につぶしていくほうが、感情で動くより効果的
・優先順位を考えたり、スケジュール表を作ったりするひまがあるなら、その間に仕事の1つも片付けたほうがいい
・会議には、情報の共有化という重要な役目がある
 →「こうやれ」と結論だけ伝えられても、モチベーションは高まらない
・前提条件は共通なのに結論が一致しなかったり、会社にとって最良ではない解決策に全員の意見がまとまるような、常識では考えられないことが起こる
 →GNN(義理・人情・浪花節)が仕事の足を引っ張り、ロジカルシンキングができていないから
・会議に備え、現状は?対処法は?時間や費用は?など「完璧なたたき台」を用意する
 →会議はそれをいいかどうか判断するだけ
 →リーダーが揺らぎない信念を持ち部下を鼓舞し続け、いつも情報をオープンにして全員で共有する
・コミュニケーション不足を解決するには、社員同士が顔を合わせ、話をする場や機会を会社が意図的に作る(早朝会議)
 →どうすれば社員のモチベーションを高められるか、などに悩むひまがあれば、会議をやって社員にどんどんデッドラインを課す
新たな制度を導入する際に部下の協力が得られないのは、やる前からわかりきっている
 →うまくいかない責任は部下ではなく、部下の意見に左右されるトップにある
 →組織を変えられるか否かは、リーダーの決断にかかっている
 →早朝会議を始める際は、社内の抵抗勢力を1人ひとり説得し、酒の力を借りて口説き落とすような泥臭いこともした
・健全な組織は人間の身体のようなもの(「喉が渇いたら台所に行き、コップに水を注いで飲む」)
 →目的達成のための合理的な行動がスムーズにできる
・最も合理的で無駄のない組織は軍隊
 →「敵に勝つ」という組織の目的が明確で、全員がその意識を共有している
・早期選抜によるエリート教育から真のリーダーが育つかは疑問
 →もしその手法が有効なら、優れた二世経営者がもっと出てきてもいい
 →受身で学べるのは形式知が大半。ビジネスで勝負を分けるのは、暗黙知をどれだけ持っているか
 →暗黙知は盗む以外になく、「徳」も必要
・将来のリーダーを目指すなら、部下の間はひたすらフォロワーシップを磨く
 →部下の気持ちがわからないリーダーの指示には誰も従わない
・階層組織の上部で求められる高度なリーダーシップには人間的資質に負うところが大きい
 →リーダーには未知の状況にも動じず、失敗してもへこたれない強さ、「野性味」が必要
 →子供から有害なものを遠ざけて、無菌に近い状態で育てる教育が原因
 →ばい菌に対する耐性や、外敵から身を守る術を知らない人間がビジネスの世界に足を踏み入れたら、あっという間に餌食になる
強いリーダーとワンマンは全く別物
 →集まった情報を一人で抱え込み、密室で決めていくのがワンマン
 →強いリーダーは全ての情報をオープンにし、決断に至るプロセスも含めトップダウンで部下に伝える
 →何が会社にとって正しいか論理的に考え、判断スピードが速く、決断する勇気を持ち、責任を取る覚悟があり、判断が圧倒的に正しいことが、強いリーダーの根拠
・「仕事はゲーム」と割り切る
・定年までに計画を立て、家族や友人との絆を深めるなどの準備をしておかないと、定年後の時間は苦痛な「余生」となる
・「life for work」ではなく「work for life」
・「とにかく働きたい」という気持ちの裏は、「仕事がなくなったら何をしていいかわからない」という恐怖がある

◆残業ゼロの会社にしたことよりも、残業ゼロにできたリーダーシップが圧巻!トリンプさんの社員さんは厳しい環境でしょうけど、充実していることでしょう。
また、教育に関する部分も大賛成!学校で、社会と正反対のことをしてもしょうがないでしょ。

この本は、残業を減らしたい人だけでなく、リーダーシップに関心がある人も必読です!
僕は、目に入るものを片っ端に片付けることを、付せん方式を使って実践します。


「なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?」
・さっさと帰ってやることで、仕事に新しいアイデアをどしどし吹き込む
・仕事ができる営業マンは、お客さまと会っているとき脱線の時間の方が長くなる
・仕事の時間を「自分のもの」としているかどうかが重要
・社内ベンチャーを成功させた人は、上司から指摘を受け続けても「わかりました」と話半分に聞き、その間、障壁を崩していく
 →「アイツは仕方ないな」で通ってしまう
・相手に対して自分がやるべき最高の対処をする
 →反抗することが最高の対処の場合、徹底的に相手に立ち向かうことも
・「役に立ちたい」と思う人に役に立っていけばいい
・違いを謙虚に受け止め、自分にないものを持っている相手から吸収、活用できる
・「優れた能力を持っている人が経営者になってもうまくいかない場合が多い」
 →部下の提案を簡単に片付け、部下が意見を言わなくなり、発展しない
・「リフォーム業を始めた電器屋」「ファイナンシャルプランナーを兼業する牛乳屋」
 →お客さんと雑談するうちに思いついた発想
 →目の前のいつもの世界に「おやっ?」と思えるか
 →仕事ができる人ほど、仕事の枠組みから外れることを簡単にやってしまえる
・仕事ができる人は多読家+多書籍購入家
 →小さな投資を惜しまない
・「1万円単位のセミナーに参加するのを止めて、5万円とか10万円のセミナーだけに参加する」
 →ムダを省き、自己投資を続ける
・会社をダメにする社長は「金ピカの高級時計をしている」「高級外車を社長車にしている」
 →無駄なところに投資している
・仕事ができる人が言う悪口は気持ちの良さがある
 →「嫌な奴には『嫌な奴だねー』と言うと、自分がもっと嫌な奴になるから寄ってこない
 →それだけ自分の価値観に誇りを持っている
・仕事ができる人には短気な人が多い
 →「怒れるのは常に価値観を表に示しているから。怒ってでも価値観を理解してもらう必要がある」
・「大失敗するかも」というネガティブな感情を受け入れて備えていけるから、問題に対処できる
・不安があるということは、問題解決の糸口をつかんでいる
・「成功とは、到達すべき目的地ではなく、前進し続けるプロセス
・「結果」は起こった事実、「成果」は自分が獲得したもの
 →「結果」をもって仕事ができる人にあこがれているわけではない
 →前進していくアクションのなかにこそ「仕事ができる人」になる要素が存在
・「仕事ができる人」は「どういう基準を満たしているか」ではなく、「どれだけの動きを持っているか」というエネルギー値のようなもので決まる
・「仕事ができる人である」とあなたを判断するのは、あなた自身

◆我田引水、自意識過剰かもしれないが、この本に書いてあること、ほとんど僕のこと。。。
「話が脱線」「上司のことは話半分」「投資を惜しまない」「短気(これは今は違う)」「仕事の枠組みから外れる」「エネルギー値の高さ」・・・異色のビジネス本でした。


【読書スピード】
「『残業ゼロ』の仕事力」「なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?」
ともに2日間。スピードは満足。
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読書量が年間100冊ペースになって、アイデアがどんどん浮かんできます。
読書が脳に与える刺激は大きいですね!!

投稿者 むらい : 2008年05月18日 22:07 

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