村井's 投資読書を成果につなぐ実践記録

【第82回】「『1秒!』で財務諸表を読む方法」「ざっくり分かるファイナンス」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

先週は、リクルート時代の2人の先輩・上司から電話がかかってきたり、
僕の身近にいた3人の方が僕に興味を持ってくれたり、引き寄せた1週間でした。

僕の身近な3人の方にはブログのURLをご紹介したんですが、
「僕はこんな人間なんですよ」というのをわかってもらえる
よいツールだなー、と思ってます。

皆さん、今後ともよろしくお付き合いくださいね♪
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【タイトル】
 「『1秒!』で財務諸表を読む方法」(小宮一慶氏著;東洋経済新報社)
 「ざっくり分かるファイナンス」(石野雄一氏著;光文社新書)


【本を選んだ理由】
 どちらも会計(「ざっくり〜」に書いてあるように会計と財務は違うんだが)に関する本。
 最近、財務諸表を見る機会が多くなったので、勉強しようと思いました。


【本の内容と、読んでわかったこと】
「『1秒!』で財務諸表を読む方法」
・企業はたいてい、流動負債を返済できなくなり倒産する
・バランスシートの資産は、調達した資金の運用
・負債は返済しなければならないお金、純資産は返済しなくてもよいお金
・自己資本比率は、15〜20%は必要
・経営的に1番大切な手元流動性
・純資産の調達コストは株主の期待利回り
・買収の標的になりやすいのは、自己資本比率が高く、自己資本利益率が低い会社
・買収される企業の自己資本比率が高ければ、その企業に借金を持たせ、投資利回りを向上させられる
・売上高の伸び率>資産の伸び率が正常
・製造したものや仕入れたものは、一旦全て棚卸資産となり、そのうち売れた分だけが売上原価となる
・減価償却費分くらいは再投資を行わないと、企業は現事業の維持すらおぼつかない
・会社の価値を上げるには、将来のキャッシュフローを増やすか、有利子負債を減らす
・従来型の産業は、メーカーなどの多額の設備投資を必要とする産業(減価償却費などの固定費がかかる)と、流通などの多くの設備投資を必要としないが変動費が多くかかり儲けも大きくない産業に分けられる
・IT産業で、他社との差別化や参入障壁となるのは、知名度
 →野球チームを買収する理由
・商社は、右から左に流すビジネスから、投資会社へ変身
・航空会社は変更不可能な早期割引チケットで乗客を確保し、損益分岐点にまで達するようにする
・羽田空港に滑走路ができるため、発着枠が増え、競争が激しくなる
 →新幹線は競争が無く、許認可の状況ではコスト設定もJRの裁量
・全部原価計算の損益計算書では、たくさん作って在庫を増やすほうが利益額が増加することも
 →企業内部では、直接原価計算を使ってパフォーマンスを把握
 →直接原価計算を使えば、タクシー台数が増えれば増えるほどタクシー会社は儲かることがわかる
・プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)の「金のなる木」をどれだけの数・期間持てるかが重要
・現在の企業経営では、「売上高−費用=利益」より「売上高−利益=費用」という考え方が増えている
・利益は工夫、コスト管理から生まれる
 →政府がゼロシーリングをするのは愚の骨頂
 →政府や地方自治体で、非付加価値活動(内部事務など)を簡素化する
 →付加価値活動も、同一の効果を低いコストで提供する

◆企業が先に決めた利益を確保できるように費用を抑えるという考え方は、仕事や読書の時間管理の考え方と全く一緒ですね。
先に決める。僕は改善の余地あり、かな。


「ざっくり分かるファイナンス」
・ファイナンスとは、企業価値の最大化をはかるための意思決定(投資、資金調達、配当)に役立つツール
 →会計は利益・過去の業績を扱い、ファイナンスはキャッシュ・未来の数字を扱う
・企業会計は、財務会計(外部報告目的)と管理会計(内部利用目的)がある
・資本金の多さは資金繰りには関係ない
 →現預金が大事
・現金商売では、入金が先で支払いが後なので、運転資金が必要でない
・「本業で儲ける力」を表す営業利益が重視される
・上場したばかりの企業が増配をするのは、保有する株を通じてキャッシュが増えるから?(推測)
・株に投資した場合、国債に投資した際のリスクフリーレートにリスクプレミアムを加えたものが期待収益率
・負債があると、法人税の支払額が減る
 →節税効果の現在価値分だけ企業価値が高まる
 →負債と資本のバランスが大事
・減価償却とは、実際にキャッシュが出て行かない費用項目
 →キャッシュフローベースで考えるときは、減価償却を戻す
・「在庫は現金」
 →在庫の分だけお金が必要となる
・格付け機関は、債権者サイドからみた、社債に対して行われる
 →株主資本が大きいほど「良い会社」とされるが、企業価値の面では良いオペレーションを行っているわけではない
 →「格付けが上がれば株価が上がる」のは間違い
・配当前の株主価値=配当額+配当後の株主価値
 →配当が多くても、株主にとっての価値は変わらない
・自社株取得は、経営陣が自社株を割安だと考えている証拠
 →これから伸びていこうという会社が行うオペレーションではない
 →無配でも、企業内部で再投資などをしていれば、株主を軽視しているわけではない

◆著者の説明は非常に親切。
財務・会計に関する本を2冊読んでも、実務をやったことがないので感覚的にわかるわけじゃないけど、企業の財務諸表を見るハードルは明らかに下がった。
資本と負債のバランスを取ることが、企業価値の増加につながる考え方も丁寧に説明してありました。


【読書スピード】
「『1秒!』で財務諸表を読む方法」は4日間。
「ざっくり分かるファイナンス」は3日間。こちらの方がページ数が多かったが、とても読みやすかった。
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今週は日曜更新を目指して、読書します♪

投稿者 むらい : 2008年06月03日 22:41 

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