村井's 投資読書を成果につなぐ実践記録

【第85回】「倫理とは何か」「人は『暗示』で9割動く!」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

この前、小室さんの歌のことを書きましたが、
歌といえば、「おかあさんといっしょ」(NHK教育)は
意外と楽しい。

たくみお姉さんが、かわいいのもあるものの
中西圭三さんの歌があったりして、
お父さん、お母さん世代も楽しめるようになってるんです。

歌のお兄さんとお姉さんの知名度が高い理由が
わかります♪
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【タイトル】
 「倫理とは何か」(永井均氏著;産業図書)
 「人は『暗示』で9割動く!」(内藤誼人氏著;すばる舎)


【本を選んだ理由】
「倫理とは何か」は、20歳代でハマった哲学者のうちの1人、永井さんが書かれた本。
哲学書は実生活には役立たないような気がしますが、少なくとも僕にとっては
考える力を身につけるのに必要なもので、今でも物事の根本を知るためには
欠かせないと考えています。
(リクルートでは「そもそも、この事業は・・・」とラディカルに考えますが、
そのことと同種のものです。)

「人は『暗示』で9割動く!」は、心理学の本で、僕にとっては読むのは当たり前。


【本の内容と、読んでわかったこと】
「倫理とは何か」
どんな哲学もそれぞれある種の人にしか意味を持たない
 →自分にとって、切実な問いのみ
・私は、私の人生において直接感じた問いしか問うことができない
 →これが哲学
・一般的に「悪い」ことが、自分にとって「善い」ことはよくある
 →価値を享受する主体から切り離せない
・問われるべき最も根本的な問いは、そもそも「いけない」とはどういうことかという問題
・「善い人間」と「善い時間」とでは「善さ」の意味が全く違う
・幸福は、他の何かを実現するための手段になることがないから、それは究極目的
・哲学者の評価は、主張ではなくて、問題提起がどれだけ本質をついているかですべき
・プラトンの議論には、さまざまな社会的要請が密輸入されているし、そうであらざるをえない
・すべての知覚は、いきいきとした印象と、印象の再現から合成された観念とに分類される
 →その真偽を判断する能力が一般的に理性、知性
・理性と情念の違いは、世界を表象するかしないかの違い
・約束などの社会制度の起源について考えるとき、「かくかくしかじかの言語というものを使って、みんなで意思疎通をはかろう」と誰かが提案する場面を思い浮かべる
 →それはすでに言語を持っている人にしかできることではない
 →共感し、約束と言う制度がおのずと生成する
・約束したふりをして人をだませるようなことが有効になされる社会では、社会契約はもう成立している
・カントによれば、道徳法則は、すべての理性的行為者によって、つねにそのつど、自分で、立法される
・道徳は、本質的に固有名を嫌う傾向がある
・道徳についての真理認識の観点から正しいことと、道徳的に正しいこととは違う
・「われわれが何をするであろうかを決定するのは、快と苦だけ」
・多数決に従う限り、差別的偏見を持った人が多ければ、差別は永遠に解消されない
 →権利の本質は、多数決や功利性原理によっては守られない少数派の選好を守ること
・綺麗好きな人と掃除好きな人とは、重なることが多いけど、分けて考えることができる
 →道徳的な人についても同じことが言える
・価値転倒が起こるのは、病弱な精神に対して代償的な力を与えた僧侶という人種がいたから
 →必要からの捏造(ニーチェ)
・さらに徹底的に誠実であろうとすれば、内面の法廷は泥沼にならざるを得ない
・「私は自分が道徳的にすべきことが何であるかは分かっているが、それをするつもりはない」
 →「善」は通常は肯定的情動を伴って称賛し推奨するのに使われるが、それの実在する本質が発見されたならば、そうしないでそれを指すこともできる
・道徳は、対象認識と反応が無意識的に結合するレベルで成立していないと、成立しているといえない
・言葉が一致するために、言語修得の初期の段階では、意見の一致が必要とされる
・「いい湯だな」「いい旅行をした」には偽善なんて無意味なのに、道徳的な善の成立にとってだけは偽善の可能性が必然的な要素とならざるを得ない
・道徳的に善いことがどうしたら実現するのかを理解しようと思うなら、「力」の観点から考えるほかはない
 →道徳が、徹頭徹尾、権力現象であることを忘れてはいけない

●この本の半分も理解できたのかな?非常に難しかった。
上には気になった部分を書いたが、哲学の醍醐味は、結論を出すプロセスなので、これで面白みがわかるわけではない。
永井さんの哲学は、生きるうえで直面した問いに答えようとしているからこそ、僕に訴えかける。


「人は『暗示』で9割動く!」
・「わかってほしいこと」ほどズバッと言うな!
「いつもお若いですね」というのは、「若くない」ことを暗示している
・顔の表情、越えの調子、身振りなどは、当人のホンネを示すコミュニケーション
・人の心をつかむ最短の方法は、まずこちらから相手をホッとさせること
人の気持ちをつかむには、自分でもオーバーだなと思うくらい表情を変えてみること
・声の大きさは、その人の「積極性を暗示」する
・忙しかったり、眠かったり、疲れているときには、あまり人と接点を持たないほうがいい
・「これは簡単だったから、覚えてるよね?」と決めつけると、本物の記憶以上によく覚えていてくれる
・過去に一緒に仕事をした経験があったりして、自分でも信頼できる人を好む
・「タイタニック号に乗ったつもりで、安心しててくださいよ。あっ、タイタニック号じゃ沈んじゃいますね」
 →困難な状況でもコミカルなことを言える心理的な余裕が、悲壮感を打ち消す
・ホンネを語り、正直な人ほど信頼される
謝罪するというのは、好意を得るチャンス
・相手のメンツをつぶさないためには、先送りの作戦
・「さしつかえのない範囲で結構ですから、お話できるところだけ、お話をいただきたいのですが」
・「今日は90分しか時間がとれないのですが、よろしいでしょうか?」
 →禍根を残さず断る
・相手を脅かしたり、恐怖を与えたり、ムリやりにでも動かそうとするときは、ネガティブに話す
・注目してもらえるには、「基本欲求」にかかわる単語が望ましい
 →食事、健康、平和、安全、セックス、睡眠、恋愛など
・叱りたい人の側にいる別の人を叱る
 →間接暗示話法
・トップセールスマンは、鮮明なイメージが浮かぶように、比喩を多用する
・人を説得するときには、反対の意見もそれとなく混ぜ込む
・会社で自信を持つようになると、職場に対する不満を感じにくくなる
・効果的な暗示話法は「完了形」

●以前、ラジオのパーソナリティをしていたとき、自分のトークをラジオで聴いて「テンション低いな〜」と感じたことがあった。話をしているときは、かなり盛り上がっていたのに。
だから、テレビの芸人さんは、ただ笑っているように見えても、近くで見るとかなり頑張ってんだろーなー、すごい!と思います。
ちなみに、自分の放送を聴いて以来、テンションを余計に上げるようになりました。


【読書スピード】
「倫理とは何か」は9日間くらい?1分で1ページも進みませんでした。でも、読んで、考えて、読んで・・・充実したし、20歳代の頃を思い出しました。

「人は『暗示』で9割動く!」は一転、1時間弱。
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明後日から宮崎。
夜は、以前、一緒に仕事をしたTちゃんと宮崎牛を食べながら、近況報告会の予定!

投稿者 むらい : 2008年06月24日 22:22 

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