寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ

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◆池田千恵著『夢が現実化する「1枚図解」』(明日香出版、40文字×15行×196p)
 

■「強み」のアピールより「本当に助けたい人への貢献」にフォーカス

 
 言わずと知れた「朝4時起き」で有名な池田さんの本。
 
 なぜ、この本が最初に出版されなかったのかと不思議に思えるような、まさに池田さんの強みが生きている本です。

 
 彼女の強みとは、難しい問題を、すっきりと整理しつつ、メッセージ性の高い図にまとめてしまう技術を持っていること。
 
 ただ、「強み」で戦わず、あえて「自分の姿を見て、本当に勇気と元気を与えられる人は誰か?」と考え、その人達への貢献にフォーカスした結果、最初の出版は「図解」ではなく「朝4時起き」になった、というわけでしょうね。
 
 おそらく、それが前作「朝4時起き」が売れた理由でもあり、ファンに熱狂的に支持された理由なのでしょう。
 
■「図解」の本ではなく「目標達成を応援する」本

 
 池田さんのスゴイところは、自分の後ろ姿で読者を応援しているってこと。
 
 自分のスゴイ技術やノウハウではなく、どこまでもドンクサク、泣きながら苦労してきた姿を隠さずさらけ出します。
 
 そして、それでもめげずに「気づき」と「学び」で今のステージを勝ち得たプロセスを惜しげもなく公開することで、読者に多くの気づきと、さらにたくさんの勇気を与えてくれます。
 
 この本も、「図解」と冠しながら、図解を脇役に置き、「あなたの夢を応援します!」というメッセージを前面に出しています。
 
 実際、この本はコビーの『7つの習慣』やドラッカーの『プロフェッショナルの条件』を下敷きにしつつ、それがうまく自分事として落とし込めていない人たちに、自分の言葉で翻訳し、その心を十分に伝えようという優しさが感じられます。
 
 その核になっているのは、ずばり、プロセスを制するものはゴールを征す!という思想。
 
 イマドキの自己啓発の本って、スゴイ著者のスゴイノウハウが陳列されているだけで、実際に使い物になるものが少ないものです。間違えて使ってしまって挫折したり、失敗したりする人の方が圧倒的に多い。
 
 そういう意味で、スゴイ人は「自分のスゴサを見せることで本を売る」ことには成功していますが、読者を育てる、導くという一番大事なところで失敗します。
 
 池田さんの本は、今まで多くの著者にないがしろにされてきた部分、つまり「ダメな自分が這い上がった、本当は言いにくい部分」が書かれているからこそ価値があります。
 
#前作は、その「ダメダメさ加減」があまりにグダグダしていたため、私のコミュニティ(=ビジネス速読術で仕事を加速させるぞ!という人たち)には紹介できませんでした。(笑)
 
 書かれているノウハウが目新しいってことはありません。が、その使い方、考え方、整理の仕方といった「プロセス」に徹底的にこだわって、本を読みながら、用意されたフォーマットに書き込んでいくことで、自然と自分を振り返り、考え、整理できるようになっています。(サイトにアクセスしたらフォーマットもダウンロードできます。)
 
 スゴイ人の本にありがちな「この本を書くために、一見すごそうなものを考えてみました!」というような、地に足の付かない居心地の悪さがなく、本当に実践し、改良を重ねてきたノウハウだから得られる「しっくり来る感覚」があるのも、この本のいいところ。
 
■フォーマットに書き込んで、実践、振り返って、また実践!

 
 そういう意味で、この本は「読むもの」ではなくワークし、実践するための本です。
 
 多分、これだけ分かりやすく解説されていても、自分のことを書こうとするとペンが止まるはず。
 
 その時は、池田さんの手書きのサンプルを例にしながら、とにかく書いてみること。
 
 その上で、(ここからが大事!)それを持ち歩き、意識しながら実践していくこと。
 
 そうすることで、浮ついた言葉、表面的な言葉、本心ではない言葉がボロボロと落ちていき、地に足の付いた自分だけの「夢実現マップ」になっていきます。
 
■併せて読みたい!

 
 この本を読み、ワークすることで、自分の存在意義、価値といったものや、人に役立つ仕事をしたいという思いが生まれてくるのではないでしょうか。
 
 そこまでたどりつけたら、ぜひ「マイクレド」を作りましょう。マイクレド作りには、ズバリ村尾隆介氏の『マイクレド』という本がお薦めです。
  
 もし、『マイクレド』を読んだことがないのであれば、ぜひセットで手に入れてみてください。
 
☆参考記事:『11,470円で作る【頼れる自分】&【輝く自分】』 in Iza!専門家ブログ
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池田 千恵
明日香出版社
2010-03-19
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浜口 隆則
かんき出版
2009-12-08
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投稿者 てら : 2010年04月15日 10:36 

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