寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ

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 今、驚くほど落ち着くカフェに来てます。
 
 「今日こそ、ガツンと原稿を書き進めるぞ」と心に誓って、わざわざこのカフェに来ました。(事務所からカフェまで徒歩30分ぐらいかかるんですが…)
 
 なぜここが落ち着くかといえば、誰一人として客がいないから。いないことが確実だからこそ、わざわざ来たんです。
 
 「よくばりケーキセット」ってのを頼んだのですが、おいしいコーヒーと、おいしいケーキ3種で900円。悪くない。というか、おいしくて満足。
 
 店も落ち着くし、独特の雰囲気があっていい感じ。
 
 だけど人がまったくいない。たぶん、私が帰るまで(あと3時間)誰も来ないはず。
 
 なぜかといえば「わざわざ、このカフェに来る理由がない」から。私のような人間以外は。
 
 
 
 今日のブログは、最近考えている「個人のブランディング」というお話をツラツラっと書いていきます。お時間のある方はおつきあいください。
 
 
 
 さてこの店、個性がないわけではありません。
 
 でも「わざわざ行こう」と思わせる魅力がないんですね。
 
 だから「選ばれない」んですね。
 
 ふらふらーっとネットを徘徊してると出会うと思うんですよ。個性がないわけではないけど、わざわざまた読みに来ようとまで思わないブログ。ホームページ。
 
 世の中にカフェがこの1軒だけなら、あるいはネット上で、ある話題について書いているブログがそこだけなら、わざわざ人が訪ねてきてくれると思います。
 
 でも、世の中、カフェであふれていますからね。
 
 ブログに至っては、もう洪水です。
 
 そこに「やっぱ、あなたでなきゃ!」っていう個性とか魅力がなければ、たまたま来ることがあってもリピートはしてくれません。
 
 
 
 アリストテレスが「範疇論」ってのを語っています。ご存知の方もいらっしゃるかしらん?
 
 何かを説明しようとする時に、その人・ものの「属性」を1つ1つ説明していくと、何でも説明できるっていうお話。
 
 例えば「寺田昌嗣は○○である」という具合に、日本語でいう「述語」(属性)を語っていくことで、「寺田昌嗣」について説明が可能だっていうんですね。
 
 まぁ「あなた」という存在は唯一のものだから、どんどん述語を積み上げていくことで、どんどん「あなた」に近づいていくはずなんです。
 
 でも、現実にはそれが簡単じゃない。
 
 「寺田昌嗣は身長172センチである」「体重67キロである」「色黒である」「福岡にいる」「速く本を読む」・・・
 
 こんな説明を積み上げたって「寺田昌嗣」という人物はぜんぜん伝わってこないんです。
 
 
 
 何を言いたいか分かります?
 
 つまり、「あなた」という個性豊かな存在を誰かに伝えるのは簡単じゃないってことです。
 
 この前の読書会でドラッカーの『プロフェッショナルの条件』を読んだんですが、その時に「何によって憶えられたいか」という言葉に感銘を受けたという人が非常に多かったんですね。
 
 こういう問題意識を若いうちに持てるってのは素晴らしいと思います。本当に!
 
 でも、でもですね。「私は何によって憶えられたらいいの?」って考えた時、結構とまどってしまうと思うんです。もし、とまどっていないとしたら、それは考えてないってことだし、永遠に憶えられることはないんじゃないかって思うんです。
 
 もちろん、あなたのことを直接知っている人が相手なら別ですよ。
 
 あなたという存在自体がビシビシとメッセージを発信しているわけですから。
 
 でも、それをネット上で実現しようと思ったら、これは一筋縄ではいかないわけですよ。いや、リアルな場でも難しいか?
 
 述語でいくら修飾しても、実体のないバーチャルな存在にしかなりません。
 
 
 
 この前ご紹介した「マイクレド」の著者、村尾隆介さん達は、その難しさを熟知しているんです。だからこそボリューム満点のワークを用意してくれていたわけです。
 
 私が担当しているプロフィール講座も3ヶ月かけてワークするんですからね!
 
 少しずつ少しずつ自分の過去と、自分の今を掘り起こしていって言語化する。
 
 さらに「この私」が、どういう価値観、どういうビジョンを持って、そこに立っているのか、どこに向かおうとしているか、それを言語化していきます。
 
 そういう作業をして初めて「私って誰?」という答えが見えてくるものなんです。
 
 その上で、その私をどう表現したら「あー、あなたね!」って言ってもらえるか徹底的に考えるわけです。
 
 それは「あなたが考えるあなた」ではなくって、「憶えて欲しい相手から見たあなた」です。視点が外にないとダメなんですよね。そこがまた難しい!
 
 
 
 このカフェは、それがまったくできてないんです。
 
 いろいろ工夫しているらしき跡はあるんですが、そこから伝わるメッセージがないから誰もリピートしない。
 
 テレビには何度も採り上げられているんです。その直後はドバッと人が来るらしいんです。
 
 イベントやパーティーをやると、リピートしない「その場限りの客」はたくさん来るらしいんです。
 
 で、誰もリピートしないんです。
 
 
 
 あなたのブログはどうです?
 
 そりゃ個性的なあなたが書くんですから、個性的に決まっていますよ。
 
 奇抜なタイトル、キャッチーなタイトル、流行りのネタをちりばめた記事。訪問客を増やすことは簡単です。
 
 でも「選ばれる」だけの魅力がなければ読んでもらえません。
 
 商品を売っているならなおさらです!
 
 選ばれるだけの「分かりやすさ」、「あなたらしさ」はあります?
 
 間違ってもアリストテレスを信じて「私の効能書き」みたいなものを並べ立ててもダメですよ。(笑)
 
 薬局に行って「どの薬がいいんだろー」って迷った経験あるでしょ? 家電量販店とか。
 
 いくら詳しく説明されてもダメなんですよ。
 
 欲しいのは「あー、そう。じゃ、あなたにしよ!」っていう直感的に伝わるメッセージ。
 
 それを伝える「空気感」っていうんでしょうか。それを漂わせる「言葉」ですよね。
 
 
 
 おっと、本の執筆をしようと思ってカフェに来たのに、ついつい違う方向に・・・。
 
 では、今から本の執筆にとりかかります。
 
 
 
 ここまでおつきあいくださったあなたへ。
 
 あなたは情報洪水の中に埋もれないだけのメッセージは発信できていますか?
 
 会社ではどうですか?
 
 プライベートではどうですか?
 
 メッセージを発信する時は、ちょっとだけ「私ってこんな人!」っていう「あなたブランド」を意識して書いてみませんか?
 
 そういうブランド志向(コンシャス)な発信を心がけていくと、だんだん選ばれる存在になってくるものですよ。
 
 去年、ブランド志向で名刺とホームページを作り直しただけでローカル局から出演依頼が来たクリーニング屋さんがいたらしいです。びっくりしますよね。(^^)
 
 では、このへんで。
●●

本日の充実度本日の本の種類
※川上哲也著『あの演説はなぜ人を動かしたのか』・・・ストーリーの原則を実例でリアルに学べます!良書!

投稿者 てら : 2010年01月15日 15:23 

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