寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
読書力を高めるためには?
速読をマスターする大前提として、「それなりの読書力がある」ことが必要です。
「それなりの」というのは、非常に曖昧な表現なのですが、少なくとも岩波新書の緑・黄が、ゆっくりでいいので問題なく読めるレベルというぐらいで考えていいと思います。
もちろん、新書というのは、学術書の入門編ですから、ある程度、自分の関心のあるジャンルであること、基礎的な知識を持っていること、などが前提となります。
昔の新書のいいところは、「分かりやすく書こう」という配慮が一切ないところです。
これは、新書に限らず、いわゆる古典や古典的な名著に、総じて言えること。
それをしっかり読み解けるだけの理解力、抽象的思考力、イメージ力が必要だというわけです。
もちろん、別に学術的な本を読んだ経験が絶対的に必要だというわけではありません。小説でも問題ありません。
その小説も、宗田理氏、浅田次郎氏、赤川次郎氏らの軽い読み物(あぁ、世代がバレバレか・・・)は「アウト」です。
頭を使わなくても読めますからね。
大事なことは「頭を使って、イメージ力を駆使しながら読んだ」という経験です。
学生時代にまったく読書をせず、社会人になってから本を読み始めた人は要注意です!
社会人になって読んだ本が、福沢諭吉や夏目漱石、あるいはマキャベリなどのような古典であったり、「7つの習慣」や「影響力の武器」のような名著であったりすれば問題ありません。
しかし、多くの「社会人になって読書の楽しみを知った」という人は、社会人になってから「誰でも読める、読んで楽しい本に出会った」という状態です。
今時のビジネス書は、言葉を読み解く経験がなくても、反応レベルでホイホイ読めるように書かれています。「小学生が読んでも分かるように書く」のが基本ですからね。
平坦な道をゆったり歩いても筋力、心肺機能を高める運動にならないように、誰でも読める本を楽しんで読んでも読書力はつきません。つくのは、その本に書かれている知識だけ。(それも1ヶ月以内に、ほぼ消えますよね。)
そもそも読書力を鍛える必要があるのか?という話にもなるのですが、小難しい話が書かれた本が読めない人が、外の世界の情報を正しく受け止められている保証があるのか、かなり疑問ですよね。分かる程度に理解している可能性があります。(ま、そりゃそうだって話ですが。)
昔から読書力と数学の力は相関関係にあると言われていますが、抽象的な言葉・記号で表現されたものを、リアルにイメージする力という点で共通しているということでしょうか。
そういえば、学校教育では「国語力がすべての基本」と言われていますよね。
これはビジネス全般に言えるのではないかと確信しています。
読書力が高く、分厚い本、古典などを気軽に読める人は、間違いなく仕事ができる人です。逆に、仕事力が非常に高い人で読書が苦手な人というのは、ほとんど見たことがありません。(もちろん皆無ではありません。)
では、どうしたら読書力を高められるのか?
そんなに簡単に解決するはずもありませんが、1つ確かなこととして言えるのは、難しいと感じるレベルの本を丁寧に読み抜く作業を、地道に続けることです。
たとえば、第一歩として岩波新書の赤、中公新書あたりから、興味の持てる本を1冊手に取ってみてください。
それを4回繰り返して読む。丁寧に時間をかけて読む。
何かを知るための読書ではなく、鍛えるための読書ですので、ここでは効率は不要です。
文学作品や名著でももちろんいいでしょう。
最初はあまりハードルの高いモノではない方がいいですね。挫折しますから。(^^;
小説では吉本ばななさんの本なんかも、言葉の表現が非常に巧みでいいですね。今さらながら村上春樹氏の「ノルウェイの森」なんかもお薦めです。
小説はさすがに何度も読む気はしないかも知れませんが!
文学作品なら音声教材を聞くという形でもいいのではないかと思います。この場合、スピードを1.7倍〜2.3倍ぐらいで、負荷をかけつつ、しっかり聴くようにしたいところです。
自分の読書を振り返って、あまりにも新刊書、しかも読みやすいペーパーバックの本にばかり偏っていると感じる方は、ぜひ「難しいと感じて、しかも成果を感じる本」をじっくり読む習慣も取り入れていってください!
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※息子が病気で保育園から帰ってきたため、1日子守。。。(−−;

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