寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
「最近、客が減ってまして…」
うちの近所に、今年オープンしたばかりの台湾料理店があります。
オープンしたての頃はテレビなどにも頻繁に採り上げられ、いついっても満席御礼って状態でした。
それから何ヶ月経ったのか分かりませんが、昼間は閑古鳥。
ようやく初めてランチタイムに入ってみることにしました。
ランチメニューは2つ。Aはラーメンとご飯のセット。Bは鶏肉カレーとご飯のセット。
はっ? (`Д´?
なぜ台湾料理店でカレー?
昨今の健康ブームとか脱メタボの動向を見ればAの「炭水化物セット」が嫌われるのは誰でも分かるはず。
で、もう1つのオプションがカレー、と。
しかも、食べてみたら、中華っぽい香りも味もない、普通のインスタントカレーっぽい「可も不可もない、ごくありふれたカレー」。。。
同じブロック(といっても200メートルぐらい離れていますが)にカレーのココイチがあるんで、カレー食べたい人は、そっちに行くはず。
まー、閑古鳥もカーカー鳴きますわな。
広い店内にお客さんが5人。時刻は12:30。ランチタイムまっただ中。
店主の中国人(台湾人?)のオヤジさんと、ラーメンセットを食べていたサラリーマン(それなりに馴染みの客っぽい雰囲気)が会話をしていました。
「マスター、客が少ないね。雨ひどいしね。」
「いやー、雨の日はお客さんは増えるものなんだけどね。最近、お客さんが減ってるんだよね。不況の影響かな。」
はぁっ? (`Д´?
不況だから昼飯抜きますって? 普通は抜きませんよ!(笑)
しかも高級ランチならともかく、700円か800円のランチですよ。
不況だから客が減ってきたんじゃなくって、客を減らす取り組みの努力が実っただけです。どう見ても。
「客が減ってきた」っていう、非常に分かりやすい現実を、どうして受けとめられないかなーと、ちょっとびっくりした昼の一こまでした。
しかし、よく考えてみたら、私たちってこういう罠にはまりがちなんですよね。
給料が減ってきた、会社の業績が悪化してきたっていう現実があったとしても、「サブプライムの影響が続いてるよね」っていう「外」に原因を求めて満足してしまうっていうパターン。
去年、近所のスーパーの鮮魚コーナーの売り物に「針」を混入させて嫌がらせをしたオバチャンが逮捕されました。(確か、魚だったと。)
オバチャンは、スーパーが出店した煽りを食らって店終いした、小さな魚屋さんのオカミサン。
「うちの店がつぶれたのは、スーパーのせいだ!」っていう発想です。
よくある話かも知れません。同情の余地がないとも言いません。
が、環境ってのは変わるものだってことは宇宙の真理ですよね。諸行無常です。
突然、店の前にバイパスが開通してウハウハになる人がいたとします。
すると、旧道で商売をやっていたお店はヤバクなってるってこと。すべて裏表です。
私が大学時代にバイトしていたコンビニも、店の前のバス停のおかげで相当潤ってました。が、10年後、バスが廃止されて地下鉄になって廃業。
ただ、その店長さんはバスが廃止されるという情報をつかんでから、すぐに2店目の出店を果たし、さらに業績をアップさせてます。
私たちの住んでいる環境って、よどんだ沼のような世界ではなく、流れる川のような世界です。
私たちは同じ川に入っていくのであり、入っていかないのでもある。そう語ったのは、「万物は流転する」という名言で有名なヘラクレイトス。
だからこそ、変化を敏感に察知するアンテナを持ち合わせていなければなりません。
勝ち残るモノは強いモノでも賢いモノでもない、変化に上手に対応できたモノだ。そう語ったのは進化論のダーウィン。
だからこそ、変化に対応できるしなやかさを、私たちは絶えず養っておかなければなりません。
これは私のような起業家であろうと、雇われの身であろうと同じですよね。
むしろ雇われの身の方が、自分の判断で状況を切り抜けられず、誰かの巻き添えを食う可能性が高いのかも知れません。
あなたは、いつ来るか分からない環境の変化に対応できる「しなやかさ」は持っていますか?
しなやかさってのは、心の強さ、一人で立つ足腰の強さと言い換えられるかも知れませんね。
ますます先が見えにくくなっているこの時代。ぜひ、先手必勝で自己投資を続けていきましょう!
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