寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
多読志向?熟読志向?
先日の名古屋、岡山でのセミナーでも「私はあまり本を読みません」という話に、相当驚かれました。
「今年は、年間12冊をものにしようと計画を立てましたが、12冊は荷が重い。8冊に目標を変えました。」
この話は、一種、速読・多読信仰を持っている人には信じがたい話に聞こえるかも知れません。
もちろん、私だって、今の時代に8冊しか読まないで、ビジネスの舵取りができるとは思っていません。正しい判断を下すには豊富な情報が不可欠です。視点は多い方がいい。
でも、一番大切なのは言うまでもなく「判断力」です。その判断力が、私にはまだ足りていない。だから今は少ない情報でも正しい判断ができるような力を身につけたいと思うわけです。
そもそも、読書は何のために行うのか?ということを徹底的に自問してみてください。
今のあなたの「学び」は大きく、どういう方向に向かっていますか?
きっと成長したいと思って学んでいるはずですが、ゴールは見えていますか?ゴールに近づくために何が必要ですか?ということです。
そして、成長していくために、今、手に取ったその本と、どういうつきあい方をしなければいけないのか考えてみてください。
何のために読むのか?
その目的のためにどう読むのが最善なのか?
もし、何かを実現したり、判断したりするための知識・情報として利用するのであれば、速さと広さが武器になります。
コンサルタントを生業とする方は、日々、現場で求められるビジネス発想を鍛えなければなりません。自分の持っている考え方、道筋を補強したり、幅を広げたりする必要があります。ベースとなる考え方があれば、後はどれだけたくさんの現場を知っているかが勝負と言えるかも知れません。
そういう人は「他人の現場」を効率よく知ることができる本、とりわけハウツー型、体験的知識の凝縮されたビジネス書は重要でしょう。
だからでしょう。コンサルタントは多読を勧めたがりますよね。(笑)
でも、多読の価値をガツンと説いた本田直之さんですら、1日2〜数冊の本を読むために2時間以上の時間を確保していると言います。勝間和代さんは1〜5時間。
彼らの頭脳を持ってして、それだけの時間をかけて多読しているわけです。
同じ成果を、実力発展途上の私のような人間が得ようと思ったら、いったい1日に何時間読まなければならないんだって話です。
学びには、ふさわしいステージってものがあるんですよ。(笑)
私には私のステージがある。使える「時間」というリソースは有限ですし。
有限なリソースを、読書・学び、日常業務、健康増進、家庭…に最適配分したとき、読書・学びにどれだけ投じられるのか。
「今」と「未来」をしっかりと見据えた上で考えなければなりませんね。
だから、「学びをデザインする」必要性があるんです。
そう考えたときに、今、自分に何が求められているのか、それを磨いていくためには何をすべきなのか。
私の場合は、少ない良書を丁寧に読み込んで血肉にしていく方が価値があると判断しているわけです。
もちろん、あなたが私と同じだとは思いません。
でも、少なくとも本田氏や勝間氏と同じといえる人ってそう多くないはず。だから私は多読に対して懐疑的だってことです。
結局、読書って自分の学びをどうデザインするかで多読志向、熟読志向いずれを重視するかが決まります。
もちろん、広さと深さのバランスも必要ですよね。
いろいろ考えた上で、ラディカルに自分の読書スタイルを作っていくわけです。
速読の技術は持っているけど固執しない。
8冊!と言いながら、状況によっては路線変更は尻軽に。もちろん、広さを手に入れ、時代をつかむための多読も忘れず。
で、あなた。あなたの生活、キャリアをデザインする上で、学びはどう位置づけられていますか?
その学びはどういう風に成果に結びつけていきますか?
そこで求められるのは、どういう読み方ですか?
そういうことを考えながら自分流の読書の作り方を考えるといいですね。(^^)
●●




※濱田昇著『ダントツに売るアポ取りの達人』

コメント
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sr20.jp/mt/mt-tb.cgi/220











