寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
本の読み方
昨日、東京でフォローアップセミナーをおこないました。
そこに参加していらっしゃった方(経営者をなさっている方)から質問がありました。
ワークとして10分で本1冊読んで、それを隣の人に語ってもらったのですが、そこで読んだ、日本におけるブルーオーシャン戦略について書かれた本を、どう処理すべきか悩んだ…と。
1冊10分でも読めてしまうわけです。読み方によっては。
ある意味で、勉強をしっかりなさっている方にとって、ブルーオーシャン戦略というのは、別に難しい話ではありません。
具体的な事例もたくさん書いてあって、「あー、なるほどー」というレベルであれば、確かに10分でも読めるんですね。
ただ、それでは「知る」というレベルで終わるのではないか、と。それはその通りです。はい。
知っているだけでは意味がないことは十分に分かりますよね。
で、どうしたらいいのか?
このような本を経営者として読むときのスタンスには、2つあると思います。
1つは、自分の教養として「知っておく」こと。
具体的な事例をすべて覚えておく必要はありません。どうせ忘れますし。必要なときに参照できればいいわけですし。
大切なことはブルーオーシャン戦略を自社で実践しようとしたときに、どういう視点が必要なのかを理解しておくことです。いざとなったら使える状態にしておくこと。
いつでも参照できる参考書にするために、その本のトレーサビリティーを高める作業をしておけばOkでしょう。(ぶっちゃけ、線を引いて、付箋とレッテルを貼って置くってことですね。)
次に、部下を育てるためのワークブック・ケーススタディ集として「活用」すること。(もちろん、自分のワークブックにしてもいいんですが。)
いずれにせよ、「活用」つまり「読んだ後」に重きを置くわけです。
数学の参考書のような使い方といえばいいでしょうか。
1章ずつ丁寧に読んでいき、それを我が社に置き換えるとどうなるか?ということをシミュレーションしていくわけです。
これをグループワークとしておこなうと、かなりのトレーニングになるのではないでしょうか。
そういう読み方もあるわけです。これなんか、読書会の1つのパターンですね。
結局、読書のTPOをどう設定するのかっていう、根本の話に戻ってしまいます。
両者の読み方に共通して必要なのは「下読みで概要とポイントをつかみ、次のフォーカスを明確にする」こと。
その後は、設定されたフォーカス次第で、様々な読み方を選んでいけばいいですね。
本の読み方が1通りしかないとしたら、そちらの方が不自然なんです。教科書の読み方だって、教科によって様々でしたよね!
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