寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
言葉の持つワナ
今、『第8の習慣』という本を読んでいます。
今年の私の学びのテーマである「SQを高める」ための1冊です。と同時に、昨年読書会で読んだ『SQ〜魂の知能指数』の復習&積み重ねという意味のある本でもあります。
この本をじっくり読んでいます。亀のようなスピードで。(笑)
ひと言ひと言をじっくり噛みしめ、一文を2度3度と繰り返し読んでいきます。
そうしないと入ってこない。いや、深まらない。
一度読んだだけでも、きっと「分かる気がする」はずですが、きちんとイメージというか深みが見えてこないんですね。
例えば「精神的」という言葉が非常にたくさん使われているわけですが、この「精神的」は私たちの文化でいう「精神的」ではありません。
同じく「情熱」など非常に重要な意味を持つ複数の言葉も。
その言葉が意味するところをつかむために、文脈をしっかりととらえ、言葉と言葉で紡ぎ出される「その奥にある広がり」をくみ取らなければなりません。
こういう「言葉」の奥にあるイメージや著者の思い、意図をしっかりつかんでおかないと、ある意味ですれ違い、というか誤解を生むことになります。
言葉というのは、その人の体験、あるいはその人が育った文化の中で意味づけされ、イメージが作られます。
このことについて、中世の哲学者フランシス・ベーコンは、その著『ノヴム・オルガヌム』の中で次のように語っています。
「
人間は会話によって社会的に結合されるが、言葉は庶民の理解することから〔事物に〕付けられる。したがって言葉の悪しくかつ不適当な定め方は、驚くべき仕方で知性の妨げをする。
」
(岩波文庫、P85より引用)
だからといって、言葉を一つ一つ吟味するのはおろかです。投資対効果が悪すぎます。
ですが、少なくとも著者の立ち位置、想定する読者像、あるいは著者の持っている文化的背景ぐらいは理解し、著書の理解を補うようにする努力は必要ですね。
p.s.
ちなみに、この『第8の習慣』には便利なまとめノートまで販売されています。(笑)
ですが、そういうものに頼ると、言葉の奥にあるイメージを作るトレーニングになりませんから、農耕型の読書の時には避けた方がいいと、個人的には考えています。
☆参考:『「○○を読む」を読む?』 in 「読書と読書会、そしてその周辺」
>>http://www.reading-circle.com/archives/column/book_about_the_book.html
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