寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ

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 バイト君に宿題として修行を命じて1週間。
 
 今日は、1冊7分で読む作業にチャレンジしました。(前回は5分でした。)
 
 結論として、まぁ読めなくはないけど、本によっては相当難しい、と。
 
 非常に当たり前の結論と言えるでしょうか。
 
 今回の実験は「TPOを明確にしつつ、これまでの読書とは完全に違う読書を実現する」というねらいがありました。そのねらいは、それなりに達成できたようです。
 
 「それなり」というのは、どういうことか?
 
 「P:その本の価値を他人に語る」という非常に明確な目的意識があったとしても、それだけではダメだということが分かりました。
 
 つまり、TPOを明確にしただけでは完成しない、ということですね。
 
 それを裏付ける、というか実現するための「眼」と、「意識」の入力レベルをコントロールする力がなければいけないし、全体を俯瞰しつつ情報を読み取り、読み取りつつ頭の中で再構成していくという力が必要なんです。
 
 これは非常に当たり前の話です。だからこそ、私は速読講座をやっているんですね。(^^;
 
 ただ、意外だったのは、1ページ6秒の速読を身につけているバイト君でも、1ページ1〜3秒の速読に耐えられなかったということです。1ページ6秒の力があれば、あとはTPOを明確にすることで十分対応可能だろうと思っていたので、これは予想外でした。
 
 もちろん、予想外とはいえ、考えれば「そうか!」って話ですが。
 
 バイト君は、日常の読書で1ページ10〜15秒レベルの速読しか、あんまり使っていないんです。学生さんは速く読むよりも、丁寧に読むことが大事っていう私のアドバイスを忠実に守っていたんですね。
 
 だから、無意識レベル、感覚的なレベルでの情報処理に耐えられなかったわけです。ある意味で、彼は日常的に「TPOを明確にした大胆な読書」をまったくやっていなかったわけです。
 
 そう考えると、やはり「速読の『速さ』は『心』が決める」っていう考え方は正しいとも言えます。眼のトレーニングができていても、読書を変える気持ちがなければ「単に読書が速くなっただけ」で終わるわけです。
 
 ともあれ、30分弱で4冊を読み、ざっくりと内容を語るという試みは成功しました。バイト君には、もう一度、眼と意識のコントロール力を高め、TPOに応じて明確に読書をシフトするという「心」を鍛える練習をしてもらおうと思っています。
●●

投稿者 てら : 2007年09月13日 14:31 

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