寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ

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 今日、東京のスタッフ(というか、未来のスタッフですな)とのミーティングの中で「どんな本を読んだらいいんですか?って聞かれたら、どういう本を薦めますか?」という質問が出ました。
 
 
 
 「そんなもん、ない!」(キッパリ!)
 
 
 
 たとえば、ソムリエさんに「なんかいいワイン教えてください」って聞いたら、何を勧めてくれるんでしょうね。
 
 売れ筋?無難な人気銘柄?高額商品?
 
 まぁ、ちゃんとしたソムリエなら「今日は、どのような料理をお召し上がりでしょうか?」って聞きますよね。
 
 もっと本格的な人なら「今日の体調はいかがですか?」とか「普段、食事中は、どんなお飲み物をお飲みですか?」って聞くかも知れません。
 
 
 
 「何かお薦めの本があれば紹介してください」って言われたら、相手のことを知らないといけません。
 
 雑誌のインタビューであれば、その雑誌の読者層や、その雑誌で記事になっている内容などを踏まえた上でピックアップするでしょう。それでも、それは「一般論」でしかありません。
 
 意外と、一般論って普通の人には意味がないことが多いんですよね。
 
 確かにいいといえばいいんだけど、、、という微妙な感想にしかならないはず。
 
 たまたま、答えた人(勧めた人)と合致する問題意識を持った人だけが「これは素晴らしい!」って感じるんです。
 
 もちろん、その問題意識が普遍的なテーマに関するものであれば、広く受け容れられるでしょうし、多くの人が「素晴らしい」って感じるはずです。
 
 
 
 いわゆる「古典」が「お薦め」として語られるのは、いく世代もの時代を経て、国境を越えて愛されるだけの普遍性があるからですね。
 
 その普遍性がなければ、時間の経過とともに忘れ去られているはずですから。
 
 100年の時を経て残っていれば、それだけで、その本の良さが証明されていると考えていいでしょう。
 
 そして、それは読み手を選ばない「よさ」があるんです。
 
 
 
 でも、「古典を読め!」みたいな説教くさいことを言っても、それはそれで受け容れられない人もいるはずです。
 
 古典を読むのって、かなりの読書力と基礎的教養が求められることが多いですから。
 
 場合によっては新刊書から入ってもらった方がいいってこともあるわけです。
 
 ということは、やっぱり「お薦めなんてない!」としか言えません。
 
 
 
 じゃぁ、本を選ぶとき、何を参考にしたらいいの?っていう話にもなってしまいますよね。
 
 もし、本のソムリエのような人がいたら「こういう仕事を、こういう問題意識でやってます。これまでこういう本を読んできました。私にお薦めの本を教えてください」って質問しなければなりません。
 
 これはソムリエにとってヘビーな質問ですね〜。
 
 実際問題、そんなソムリエさんはなかなか存在しません。(東京都江戸川区在住、読書普及会の清水さんぐらい?あ、カリスマ書評家の土井英司さんも、そういう質問への回答を軽々とやってのけますね。)
 
 だから、一般論として語られる「お薦めの本」を参考にするってのが手っ取り早いってことになります。
 
 その場合、まずは、その「お薦めの根拠」を確認しなければなりません。
 
 そして、薦めている人の立ち位置、普段相手にしているお客さんなど。
 
 その上で「いいかな?」と思えたら手に入れる。ざっと読む。
 
 大切なのはここからですね。
 
 
 
 自分に問題意識と本のテーマを重ね合わせて、徹底的に「これに活かすために読む!」というフォーカスを強力に設定すること。出力を意識するわけです。
 
 そうすると、そのフォーカスに見合う、いい知識なり気づきが得られます。
 
 つまり「いい本」は存在しないけど、「いいフォーカス」が、その本を「いい教材」にしてくれるんです。
 
 あなたの読書、「読んだ後」を意識した「フォーカス」ができていますか?
●●

投稿者 てら : 2009年08月07日 19:37 

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