寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
「を」から「で」へのシフト
昨日は岡山でフォーカス・リーディングのショートセミナーでした。
夜9時に終わって、それから懇親会。ブログを書こうと思って酒は控えてましたが、時間がすっかり遅くなってしまいました。そんなわけで、昨日は久しぶりにブログ更新をお休みしました。
懇親会では、いろいろな話で盛り上がっていましたが、その中に「今時の自己啓発書って、同じテーマ、内容の焼き直しが多いですよね」っていう話が出ました。
いや、まったく。激しく同意します。
で、そういう本をどうするか。
「だから、読む必要ない」となるのか、「それでも読もう」となるのか。
実際のところ、毎年8万冊の本が出ているワケですが、そんなに新しいネタがあるわけがありません。そして、著者たちが学んできた古典っていうものもありますので、ベースとなる思想・発想は似たり寄ったりになったとしても驚くほどのことではありません。
問題は、そういう本を手に取ったときに、どういうスタンスで読むのか、ということ。
まず、考えられるのは「読む価値なし」と判断して、本を置くという方法。
著者によって微妙にスタンスが違ったとしても筋は同じ。後は、その思考法や発想、視点を、どう自分の現場に落とし込めるかということ。よって、わざわざ時間をかけて読むよりも、その時間を使って思索を深めた方がいいとも考えられます。
次に考えられるのは「作者ならではの現場の知恵にフォーカスして読む」という方法。
筋は同じだから楽に読み流していって、著者ならではの体験、現場から生まれる知恵に徹底的にフォーカスしてしまうわけです。もちろん、大切なのは、その現場の知恵を抽象化しつつ学び、自分の現場に落とし込む作業をしっかりとおこなうこと。
この2つのスタンスは、別にどちらが正しいとか、間違っているとかいうことではありません。単に「フォーカスが違う」というだけです。
読む人のステージや目的意識によって違って当然ですよね。
ただ、この両者は「フォーカスの違い」というのは、別の言葉でいうと「本とのつきあい方」の違いでもあります。
「本を読む」というスタンスか、「本で読む」というスタンスか。
「本の内容を知る」というスタンスであれば、「もう知ってるからいい」となりそうですが、「本の内容を通じて自分の課題を知る」というスタンスであれば、どんな本からも刺激を受けることができます。
類書があったとしても、「類書があるにも関わらず、この本が世に出てきた理由は何だろう?」と考え、例えば「その著者ならではの視点」を学び、それを題材に自分のビジネスを問い直すきっかけにしてしまうわけです。
#ただし、投資対効果を考えたときに「割に合うか」は計算しておいた方がいいですね。
このスタンスは本を選ぶときにも問題になります。
「本を読む」スタンスだと、どうしても自分の抱えている問題に直結するタイトルに目がいきがちです。本の中にHow-toを求めてしまうわけです。
しかし「本で読む」というスタンスであれば、あらゆる本が価値のある教科書になります。そして、How-toではなく、自分は何を考えなければならないのかというWhat-toにも意識が行くようになります。
#すごい経営者たちが歴史書や哲学書を薦めたがるのかも理解できると思います!
そう考えると、「学びの多い本がある」のではなく、意識によって「学びの多い本になる」わけですね。
本を選ぶときも、本を読むときも、自分のステージ、立ち位置、そして学びの目的・方向性では、どちらのスタンスが必要かって考える必要がありそうです。
読書を「そこにある教材」ととらえず、「自分の学びになる教材」として考える。そういう思考を身につけましょう!
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