寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ

右脳系速読ってどうなの? このエントリーを含むはてなブックマーク 

 「右脳系速読」ってどうなの?って聞かれることがあります。あれって本当にできるの?実際どうなの?って。
 
 はっきり言えば「できる人にはできる」ってところです。
 
 私が指導した人の中にも、明らかにその領域に達している人がいます。そして、100人の1人ぐらいは、簡単に1ページ3秒を越えるペースで読む人がいます。
 
 いや、100人に1人は大げさか?
 
 100人に1人ってのは、「簡単に1ページ6秒を越える人」の確率ですね。右脳系ではないか。6秒ペースを越える人は、1.才能がある人、2.読書経験が非常に豊かな人のどちらかです。
 
 で、右脳系はどうなのか?ってことですが、「できる人はできる」のは確かですが、「指導法」や「理論」は未だもって未完成と断言していいでしょう。
 
 そもそも、脳の可能性を根拠にしているぐらいですから「可能性」でしかありません。「可能」ではないってところがミソですな。
 
 イチローが200本安打を何年も続けているからといって、誰でもがんばればできるなんて考える人はいませんよね?「いや、人間の可能性は無限大だ」っていう気持ちは大事です。しかし、可能性を追求するってのは、可能なことを確実に積み重ねることでしか実現しないってのも、また事実。
 
 カールルイスの筋組成は「天然」つまり「うまれつき速く走れる筋組成」のものだったことが科学的な検証で明らかになりました。写真記憶の達人サカキバラセイト少年も10万人の1人の割合で「生まれる」才能の持ち主だったと、学者が語っていましたよね。
 
 自分を振り返ってみた時に、難しい漢字の細部もでてこない、自分の彼女の顔もア○パ○マンの似顔絵も描けないってのに、なんで本の内容は細部まで明確に理解して記憶できるって信じられるのか。
 
 かなり微妙ですね。
 
 人間の記憶にはディテールは入っていない。ディテールに意識を向けた時だけ、しかもあらかじめ枠組みがあるものに限って、ディテールが残る。これが脳科学的な正しい記憶の考え方です。
 
 ちなみに、右脳系速読を代表する3つの教室・流派から、私にオファーがありました。
 
 1つは超「あっち系」の教室に属する九州の教室長さんから「うちの速読はインチキだから、寺田さんのノウハウを使わせて欲しい」と依頼がありました。
 
 1つは、「分速5000文字は初級レベル。誰でもできる」と書籍でうたっているFCの公認インストラクターさん2人。「研修では速読の指導法しか教えてもらわなかった。講習会では、速読は難しいから修得しようなんて考えず、指導法だけ学んで帰ってください。」と言われました、とのこと。一応「自称2万文字ということになっていますが、実際には2000文字でも読めません」と。
 
 もう1つは、やはり「右脳」を冠する書籍を出しているFCグループ。トップの方々から依頼がありました。「ちゃんと読める速読のノウハウを教えて欲しい。インストラクターの養成をして欲しい」と。
 
 とりあえず、全部断りましたが。(爆)
 
 なんだよ。右脳系全滅じゃんって話ですね。いったい何が真実なのか?本当によく分からない世界です。
 
 確かなこととして言えるのは、脳力開発は難しいけど、技術習得は難しくないってこと。速読を技術として考えれば、それほど難しいことではないはず。もちろん、劇的な成果もありませんが。
 
 夢を追うなら、それは結構、けっこー。
 
 投資をするなら堅実に、冷静に考えよう。
●●

投稿者 てら : 2007年08月24日 22:16 

トップへ戻る ラディカルな速読術? 右脳系速読ってどうなの? 基本原則 カテゴリ:moyamaのトップへ

コメント


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sr20.jp/mt/mt-tb.cgi/2

ビジネス速読実践者ブログTOP » 寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ

▲このページのトップへ戻る