寺田's 学びを成長につなぐフォーカス発想のススメ
自分のステージにあった読書
むらいさんの読書ログで、本田直之さんの「レバレッジ・リーディング」のお話がでましたので、関連する話題を1つ。
社会人にとって、読書は「楽しみ」でもあり、同時に「学び」でもあります。
「学び」というのは、自分の「今の時間」を投資して、「未来の成長」を手に入れる行為です。レバレッジ・リーディングでも「読書は投資」と書いています。(ちなみに、この考え方を声高に叫んだのが健康英知研究所の斉藤英治氏でして、レバレッジ・リーディングも随所に斉藤氏の影響を受けたかに見える内容が見えますね。)
では、投資であるなら、無駄を排して「投資対効果」を最大限に高めることを考えなければなりません。その際、何を読むべきか、どう読むべきかという問題は非常に重大なテーマになります。
しかし、これを見極めるのはなかなか難しい。そこで誰かのアドバイスを受けることになります。
私たちは、スゴイ系の人々、つまりメンターとなる人や尊敬する人の言葉を素直に受け取ってしまいがちです。
例えば、「レバレッジリーディング」の本田さんが「教養型の本より・・・経験型の本を選ぶ」と書いています。
「なるほど、そうか!経験型か!」 d(゜∀゜)
と思ってしまうわけです。
しかし、ちょっと待ってください。
MBAを取得するためにアメリカのビジネススクールに通い、毎日1〜4冊の本を読み続けてきた著者と、あなたが同じ種類の本を読んでいいんですか?
ちょっと冷静に考えてみましょう。
例えば野球少年が、イチロー選手にインタビューをしていたとします。「イチローさんは、今、どんな練習をしていますか?」
・・・「おまい、どつくど!」 テレビを観ていたあなたは、そうツッコミを入れたくなるに違いありません。
質問の仕方が間違ってるでしょって。「イチローさんは、どんな練習を子どもの頃にしていましたか?」って聞くべきですよね。あるいは「壁にぶつかった時に、何を大事にしていましたか?」とか具体的なシーンで聞くとか。
イチローに学ぶな。イチローの成長モデルに学べ!
これです。はい。
確かに、先達に具体的ノウハウ・ハウツーを学び、明日のビジネスを作るヒントを手に入れる経験型の読書は必要です。これを否定するのは、変化の激しいビジネスの世界を経験したことのない文学屋さんぐらいでしょう。(詳しくはPHP新書「本の読み方」をどうぞ♪)
しかし、時代を見抜く眼、経験型の書籍から手に入れた情報を使いこなすねばり強い思考力は、教養型の本とじっくりと格闘してこそ手に入るものなのです。
読書はビジネスパーソンにとっての投資という考え方からすると、経験型の読書は短期視点の投資、教養型の読書は長期視点の投資と言えるでしょう。
明日のビジネス、3ヶ月後のマーケットの動きを分析する情報を手に入れる短期投資と、人材を育てる長期投資。どちらも必要ですよね。
短期投資は、成果として何を得たいのかを明確にして、その明確な、鋭い目的意識の元に、徹底的にフォーカスした読書をしましょう。「本を通じて○○を読む」という視点ですね。これは速読の得意とするところです。
長期投資は、「本を読む」ことを通じて、少しずつ目に見えない力を付けていくという作業です。古典と呼ばれるものを、1ヶ月に1〜2冊でいいので呼んでいきたいものです。ここでは速読は下読みか、3度目以降の重ね読みでしか効力を発揮しないかも知れませんね。
ということで、投資としての読書は重要。
でも、自分のステージと自分の目指す方向に合ったものを読むこと、求めるリターンが得られるような読み方をすることはもっと重要。
肝に銘じておきたいものです。
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